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結婚式の二次会会費の相場を地域別に解説|意外と知らない二次会マナーも紹介
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結婚式の二次会は、新郎新婦とゲストがリラックスして交流できる大切な場です。
しかし、会費の相場やマナーについては、地域や状況によって異なるため、事前に理解しておくことが重要です。
本記事では、地域別の二次会会費の相場や、意外と知られていない二次会マナーについて解説します。
【地域別】結婚式の二次会の会費相場
結婚式の二次会における会費の相場は、一般的に5,000円から8,000円とされています。
男女別では、女性が5,000円、男性が6,000円程度が目安です。
これは、女性ゲストがドレスやヘアセットなどの準備に追加費用がかかることを考慮した設定とされています。
地域によっても会費の相場は異なります。以下に、主な地域別の平均的な会費をまとめました。
地域 | 男性会費(円) | 女性会費(円) |
北海道 | 3,500 | 3,500 |
東北 | 4,000 | 4,000 |
北関東(茨城・栃木・群馬) | 5,600 | 4,700 |
首都圏(東京・埼玉・神奈川) | 7,300 | 6,400 |
新潟 | 5,800 | 5,200 |
長野・山梨 | 5,500 | 4,600 |
富山・石川・福井 | 6,700 | 5,600 |
静岡 | 6,700 | 5,700 |
東海 | 7,700 | 7,000 |
関西 | 7,500 | 6,600 |
岡山・広島・山口・鳥取・島根 | 5,300 | 4,800 |
四国 | 5,200 | 4,600 |
九州 | 4,400 | 3,800 |
出典:株式会社canonica https://weddingday.jp/mag/3676#
このように、都市部では会費が高めに設定される傾向があります。
地域ごとの相場を参考にしつつ、ゲストの負担にならないような会費設定を心がけることが大切です。
結婚式の二次会会費の内訳
結婚式の二次会の会費は、大きく分けて3つの項目で構成されます。
これらの費用を合計し、参加者数で割ることで、一人あたりの会費が算出されます。
本項では会費に含まれる項目をそれぞれ解説していきます。
会場代
結婚式の二次会で必要となる会費の中でも、最も大きな割合を占めるのが「会場代」です。一般的に、会場の広さや設備、立地によって料金は大きく異なります。
そのため、まずは会場を決めてから全体の予算や会費設定を考えるのが基本的な流れです。特に大人数が参加する場合は、レストランやホテルの会場を貸し切ることが多く、費用も高額になる傾向があります。
幹事は新郎新婦と相談しながら、希望する雰囲気や人数に合った会場を選び、適切な金額で収まるよう配慮することが大切です。
飲食代
結婚式の二次会では、会場代に加えて「飲食代」も会費に含まれる重要な項目です。
ドリンクや料理の内容によって会費は大きく左右されるため、事前にプランをしっかり練ることが大切です。
一般的には、会場が用意する飲食プランを利用するか、ケータリングやオードブルを別途手配するかの2パターンがあります。
ケータリングやオードブルは、料理やドリンクの種類が豊富で、参加者の好みに合わせやすく、華やかな雰囲気も演出できます。
中でも「ケータリングセレクション」は、豊富なプランと高品質なサービスで、幹事の方からも高い評価を得ています。
おしゃれで満足度の高い二次会を実現したい方にぴったりです。
景品代
結婚式の二次会では、ビンゴやクイズといったゲームを盛り上げるために「景品代」も会費に含まれることが一般的です。
人気の家電やグルメギフト、ユニークなアイテムなど、景品の内容によって参加者の満足度も大きく変わるため、幹事の腕の見せどころです。
ただし、ゲームを実施しない場合や景品を用意しない場合でも、ちょっとしたお土産やプチギフトを準備することで、ゲストへの感謝の気持ちがしっかり伝わります。
シンプルでも心のこもったプレゼントがあるだけで、印象はぐっと良くなります。
景品選びに迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてください。
【予算別】結婚式の二次会で喜ばれる景品9選|選ぶときのポイントも紹介
二次会の会費に含めないほうが良いもの
結婚式の二次会の会費には、基本的に参加者全員に関わる費用のみを含めるのがマナーです。
そのため、以下のような費用は会費に含めず、新郎新婦が自己負担するのが望ましいとされています。
まず一つ目は「新郎新婦の衣装代やドレス代」です。これは個人的な出費であり、ゲストには直接関係のない部分です。
華やかな衣装を用意したい気持ちは理解できますが、その費用をゲストに負担させるのは避けましょう。
次に、「当日のキャンセル料」も会費に含めるべきではありません。
急なキャンセルが出た場合のリスクは幹事や新郎新婦側で備えておくべきであり、他の参加者に負担を求めるのは不公平と感じられることもあります。
これらの費用はあくまで主催側が負担するという意識を持ち、公平な会費設定を心がけることが大切です。
意外と知らない結婚式の二次会会費のマナー
結婚式の二次会における会費の取り扱いには、意外と知られていないマナーが存在します。本項では、会費を渡す際の基本的なマナーや注意点について解説します。
会費はご祝儀袋に入れない
結婚式の二次会では、会費をご祝儀袋に入れるのはマナー違反とされています。
ご祝儀袋に入れてしまうと、受付で金額を確認する手間がかかり、スムーズな進行を妨げてしまうためです。
基本的には、財布から直接出して渡しても問題ありません。
ただし、「現金をそのまま渡すのはちょっと…」と気になる方は、封をしないシンプルな封筒に入れて持参し、受付で封筒から中身を取り出して手渡すのがスマートでおすすめです。
二次会から参加の場合はご祝儀を払わなくてもOK
結婚式の二次会から参加する場合、ご祝儀を別途用意する必要はありません。
二次会の会費自体に「お祝いの気持ち」が含まれているため、それだけで十分とされています。
ただし、すでに自分が結婚した際に相手からご祝儀をもらっている場合は注意が必要です。
その場合は、二次会の会費に加え、気持ち程度のプレゼントやメッセージカードを添えると、感謝と礼儀がしっかり伝わります。
高額な返礼は不要ですが、相手への配慮を忘れずに行動しましょう。
会費は新札じゃなくてもOK
結婚式の二次会会費はご祝儀とは異なるため、新札を用意する必要はありません。
ただし、会費にもお祝いの気持ちが込められていることを考えると、シワや汚れのない、なるべくきれいなお札を用意するのがマナーです。
くしゃくしゃのお札や、極端に古びた紙幣よりも、事前にきれいなお札を用意しておくと安心です。
ちょっとした気配りが、相手への好印象につながります。
まとめ
結婚式の二次会に関する会費の相場やマナーについて解説しました。
地域や会場、演出内容によって会費は異なりますが、一般的には5,000円から8,000円が相場とされています。
また、会費の設定や支払い方法には、地域性や男女差、さらには新郎新婦との関係性など、さまざまな要因が影響します。
本記事を参考に、適切な会費設定とマナーを心がけ、参加者全員が気持ちよく過ごせる二次会を実現しましょう。
執筆者
米田 英敏
年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。